2005年5月アーカイブ
仙台交流戦観戦記
どうしても見に行きたくてずっと迷ってたんですが、我慢できませんでした。
仙台フルキャストスタジアムでの楽天イーグルスとの交流戦。
やっぱり甲子園での代打出場だけではあまりに寂しくて、つい仙台まで行っちゃいました(汗)
前日の雨天中止を受けて初日となった28日。
フルキャストスタジアムには多くのファンが集まっていました。通常なら8割から9割の座席が楽天ファンで埋まるというフルキャストスタジアムでしたが、この日は様子が違っていました。
フルキャストスタジアムは札幌スタジアムと同じくホームチームが三塁側、ビジターが一塁側という変則な配置。
一塁側~ライトスタンドまではほぼタイガースファンが占め、ファンの数は五分五分でした。こんなにビジターファンが多いことはないと楽天ファンもびっくりしていたと報道されていましたね。

初めて来たフルキャストスタジアム。色々驚かされることがありました。
まずはマスコミ報道でご存じの方も多いと思いますが、球場の周りにある足湯。無料で観客誰もが使用可能な足湯がありました。
ちゃんと温泉を使用していて、きれいな湯船でぜひ体験したかったのですが、いかんせん使用可能になるのが開門後だったので濱中選手の練習風景などを見てるうちに試合時間になってしまい、結局体験することは出来ませんでした(涙)
それから、球場内外の売店。普通のお弁当なども売っているのですが、仙台ならではの食べ物もたくさん並んでいました。
牛タン、ずんだ餅、笹かまぼこ、鯨の竜田揚げ、マグロの串焼き、牡蠣メシ、玉こんにゃく、伊達鶏三色丼などなど・・・
どれにしようか迷っちゃうくらいの品揃え。しかも球場はチケットの半券さえ持っていれば出入り自由なので外の売店に何度も買いものに行けるんです。
内野の二階に売店があるのですがそこへも出入り自由。
結果、二日間でかなり色んなものを食べましたよ~(笑)
あと一番感心したのはファンサービス。試合前や試合中、そして球場を出てからも色んなところでファンへの心遣いを感じられました。それはホームチームのファンだけでなく、ビジターファンにも十分感じられるものでした。7回表にはちゃんと六甲おろしが流されていましたしね。
楽天が最下位に低迷しているにもかかわらず多くのファンを集めているのもうなずけました。
最後は、カラスコ!
かつてのトラッキーやブラックホッシーに入っていたAさんが演じていると評判になった裏マスコットなのですが、彼のパフォーマンスは最高!
何度かグラウンドに現れるのですが、どこから現れてどこに消えていくかも分からないし、その都度するパフォーマンスが違うし、動きそのものが大胆かつパワフルかと思ったら、ちっちゃな動きでなんだかいじけた様子を表現したりと、本当に役者でした。ホーム側だけでなくビジター側の一塁の方でもちゃんとパフォーマンスしてくれるんですよ。
彼を見るためだけにでももう一度この球場に来てみたいって思ったくらいです。
仙台の人たちはみんな温かくて街全体で楽天を応援していて、それでいてそこにやってくるビジターファンをも温かく迎えてくれていました。そこかしこで、温かい声を掛けて頂きましたよ。本当に気持ちのよい遠征でした。
ちょっと脱線してしまいましたね。話を濱中選手に戻して・・・
28日の濱中選手ですが、試合前の練習には黒い上着に晴れ用のサングラス、そしてグラブは友情グラブという出で立ちで外野へ・・・
そこでキャッチボール開始。
距離はそれほどではなかったですが、しっかりしたボールをなげていました。

そしてそのままライトの守備に入って上坂選手と交代でノック開始。
ボールを捕ってはちゃんとバックホーム。
バックホームしたボールの行方を最後まで確認して、満足げに頷いたり、あれ?っと首を傾げたりしていました。
肩の状態を気にすると言うよりは、もうかなり実戦を意識して守備練習をしていると言った感じでした。それだけ自信があるのかもしれないですね。
ノックを終えた濱中選手は一旦ベンチ奥に消えて、今度はバットを持って現れました。そしてバックネットのところに行くと和田コーチ相手にティーバッティングを開始。
このときは特に感じなかったのですが、続いてフリーバッティングを開始すると・・・
ん?なんだか体のキレが悪そう。疲れているような雰囲気でした。
打球もあまりイイ当たりはなく、サク越えは1本もありませんでした。
「調子悪いのかなぁ」と心配になってしまいました。
「これは先発出場はないかなあ」と思っていたのですが、先発出場選手の発表にはちゃんと名前がありました!「7番、指名打者 濱中」の名前が・・・
イーグルスの先発投手がスライドで金田投手になったことを受けて、濱中選手が先発出場となったようです。
そして試合開始。タイガースの先発・安藤投手が立ち上がりが不安定でいきなり1回2回と1点ずつ取られ2点を先制されたのに対し、イーグルスの先発・金田投手は調子が良く、1回2回は三者凡退。
そして迎えた3回表。先頭打者として濱中選手の打順が回ってきました。
ツースリーからのストレートをいきなりレフト前にクリーンヒット!
チーム初安打は濱中選手のバットから生まれました。
試合前のバッティング練習では調子がよいとは言えない状態だと思ったのですが、試合できっちり結果を出してくれるあたりはさすがでした。
ただ、第2打席はショートゴロ。そして1死満塁のチャンスで迎えた第3打席は粘りに粘った末、空振りの三振でした。
これが最後の打席となったわけですが、イーグルスの中継ぎ、玉木投手相手との真っ向勝負。最後のストレートをフルスイングしての三振でした。
残念な結果ではありましたが、いい勝負でしたし、濱中選手本人としてもあれだけしっかりスイングしての三振なら納得できたのではないでしょうか?
紙一重で、しっかりボールを捉えられていたらグランドスラム間違いなしと言ったスイングでした!
結局、タイガースが放ったヒットは4本だけで僅差でこの勝負を制することは出来ませんでした。
そして迎えた2戦目。
この日は、サングラス無しでグラウンドに姿を現した濱中選手。
試合前にはキャッチボールの後、アメリカンノックを受けていました。試合前から走り回ってしっかり汗を流していました。
その後内野に戻ってくると続けて内野の守備練習。ただ、内野と言っても話題の一塁ではなく二塁でしかもミットも使わず普通のグラブでノックを受けていました。結構器用にこなしていましたよ。
ミットも見てみたかったですが、この2日間では一度も使うことはなかったです。
ノックの際には送球もしていましたが一塁への送球ではなくバックホームをしていました。
その後外野の芝生の上でしばらくストレッチ。ここには多くの選手が集まっていて、ストレッチしながらみんなと色々話し込んでいるようでした。
前日の反省会でしょうか?(笑)
ストレッチを終えるとまた一旦ベンチ裏へと消えたのですが、少ししてバットを取ってくるとこの日も和田コーチ相手にティーバッティング。
しばらく打っていると和田コーチからスイングについてアドバイス。アドバイスは何度も繰り返されていました。
どうやらスイングが波打ってるってことらしかったです。最初に振り始めるときにアッパー気味に振り始めて、そしてそれをレベルスイングに戻そうとしてるからバットの軌道が狂ってるというようなジェスチャーでした。
熱心にそのアドバイスに耳を傾け、修正を加えながら何度も何度もスイングしていました。
やはり自分でもちょっとどこかに調子の悪さを感じていたのかも知れません。
その成果なのか、フリーバッティングでは前日と違っていい当たりを連発。サク越えも見られました。
「今日は調子良さそうだから、今日こそ!」
そう思ってスタメンの発表を楽しみに待ちました。いよいよスタメンの発表。「1番センター赤星」から始まり順にメンバーが読み上げられていきます。そして「6番ライト桧山」・・・おっと、岩隈投手相手で桧山選手がライトでスタメンと言うことは・・・期待が高まりました。
「7番指名打者」・・・「スペンサー」・・・がっかり・・・
残念でした。この日の濱中選手は先発出場ではありませんでした。
とは言え、展開次第では代打でいいところに使ってもらえるかも・・・
そう思って試合をじっと観戦していたのですが、結局濱中選手の出番はありませんでした。タイガースが勝ったのですが、ちょっと満たされない気持ちの一日でした。残念。
この2日間、濱中選手は打撃絶好調・・・とまではいかないかも知れませんが、試合前の練習などを見る限りは波はあるもののまずまずの調子を保って過ごしているように見えましたよ。
さぁ、明日からに期待です!
ダメ押しの2点タイムリー三塁打
昨日の指名打者先発出場で結果を残すことが出来なかったからか、はたまた相手投手が右投手の寺原投手だったからか今日の濱中選手はベンチスタート。
チャンスでの登場を待つことになりました。
試合は1点を争う好ゲーム。息をのむシーンの連続。
先行したタイガースをソフトバンク・ホークスが一旦は逆転。
すぐまたタイガースが逆転してもまたホークスが追いつくといったようにまさにシーソーゲームとなりました。
途中でタイガースが1点をリードし、そのまま試合は終盤へ・・・
強力打線を誇るホークス相手に1点差では心許ないと思っていた8回の表。
チャンスはやってきました。
矢野選手のレフト前ヒット、赤星選手の四球でツーアウトながら一二塁。
追加点を取るには願ってもないチャンスです。
ここで藤本選手にかわって代打にコールされたのは濱中選手。
ホークスベンチもすかさず動きます。
左投手の神内投手から右投手の吉武投手へ・・・
でもタイガースベンチは動きません。そのまま濱中選手を打席におくりました。吉武投手は濱中選手を警戒してか、ボールが先行。
ツーボールナッシングとなり、投じた第3球。
変化球をしっかりとらえた打球はセンターの頭上を大きく越えてフェンスに達するタイムリー三塁打。
貴重な2点をもぎ取ることが出来ました。
これがとどめとなってタイガースはホークスに快勝!
中日ドラゴンズが負けたため、タイガースは単独首位に立ちました。
交流戦で好調を維持する阪神タイガース。それを支えているのは濱中選手の打撃と言っても過言ではないかも知れません。
交流戦も中盤。ここからもドンドン活躍して、タイガースの首位固めの立役者になってほしいものです!
ミスター満塁
満塁での勝負強さ・・・さすがと言うしかないですね。
今日もやってくれました。勝負を決める2点タイムリー。
これで今季復帰からまだ12試合。なのにもうすでに3回も満塁のシーンで打席に立ち、3安打6打点。
これ以上ない活躍ですよね。
今日の試合・・・まさかこんな早くに・・・そう思った4回裏、濱中選手の出番がやってきました。
2対2の同点。ツーアウト満塁。
おあつらえ向きの逆転シーンです。
関本選手の打順だったのですが、岡田監督は迷うことなく「代打 濱中」を告げました。
球場に響き渡る「レイラ」・・・スタンド全体を支配する期待感・・・その中をゆっくりと打席へと向かう濱中選手。威風堂々・・・そう言いたくなるくらい自身に満ちあふれ余裕さえ感じられるバッターボックスでの仕草・・・このチャンスでの起用に全く臆することなく、打席を迎えました。
2球見送ってワンストライクワンボールからの3球目。大沼投手が外角低めに投じた変化球をフルスイング。空振り。
カウント、ツーワン。
追い込まれました。
一瞬頭をよぎりました。同じような外角低めの球を空振りしないだろうかと・・・
そして4球目。
外角低めの変化球・・・食らいつく濱中選手。
泳いで打ったかに見えた濱中選手の打球は、ふらふらっと上がってそのままライト前に落ちました。
この間に2人がかえり4対2と逆転。執念で運んだ2点タイムリー。
決してかっこいい打ち方ではなかったですが、外角低めの球にしっかりくらいついて放った技ありの一打でした。
一塁上で福原コーチと握手する濱中選手。そしてその濱中選手に代走が告げられました。
なんと今日登録されたばかりの藤本選手です!
そうです。こんな早い回に2番の関本選手に代打を告げることが出来たのは、後に藤本選手が待機してくれていたからだったのです。
こんなところにも濱中選手の勝負運の強さを感じますね。
試合の方はこの濱中選手のタイムリーヒットが決勝点となり、タイガースが勝利。
このシリーズを2勝1敗と勝ち越すことが出来ました。
試合後のヒーローインタビューはもちろん濱中選手。交流戦で復帰して12試合。チームが勝利したのは8試合。そのうち3試合でお立ち台・・・全て満塁からの2点タイムリー。しかも2試合でそれが決勝点。まさにミスター満塁。
すごい。本当にすごいです。ブランクなんか全く感じさせません。ここまでやるとは・・・
濱中選手の復帰後からタイガースは絶好調。タイガースに勢いを運んできた幸運の男ですね!

新生HP開設
いよいよ濱中選手個人の公式サイトが開設されましたね。
ファンにとっては待ちに待った個人サイトですよね。
一軍復帰を果たして気持ちも新たにと言ったところなのでしょう!
今回のメッセージは復活劇での心情が吐露されており、読んでるだけで胸が熱くなる内容でしたね。ファンや支えてきてくれた人々への感謝があちこちにちりばめられており、濱中選手らしい温かいメッセージでした。
サイトそのものは全体に赤いイメージで作られてますね。濱中選手の好きな色ですもんね。
なかなかかっこいいデザインだと思います。
基本的にはまだプレイヤーズコレクション時代のメッセージや写真などが中心ですが、今後頻繁に更新して内容も充実していってくれることを期待しましょう!
甲子園でのヒーローインタビュー
やっぱりすごい。
昨日の甲子園での歓声は濱中選手への期待の大きさと、頑張ってここまで来た濱中選手への賞讃が入り混じって球場中を包み込んでいて、今更ながらに濱中おさむという野球選手のすごさを実感しました。
一夜明けて楽天との第2回戦。
昨夜は代打として結果を残すことが出来なかった濱中選手でしたが、やはり代打は難しいのでしょうね。集中力の高め方、打席への入り方・・・そしていきなり対面する投手との駆け引き。
先発出場とは違った難しさ、大変さを感じているのではないかと思います。ただ、この一打席に賭ける集中力はきっとこの先の濱中選手にとって大きな財産になるのではないでしょうか。
そして今日の試合・・・3対1でタイガースがリードしているとは言え、なかなか追加点がとれずに膠着した状況。
7回裏にチャンスはやってきました。ツーアウト満塁で代打に濱中選手が告げられました。
今日は聞こえました。甲子園中に響き渡る「レイラ」
交流戦での復刻版ユニフォームに身を包んだ濱中選手が、レイラにのってバッターボックスへと向かうシーン。すごく新鮮なはずなのに、なんだか懐かしいというか、すごくハマっていてもう見慣れたシーンのようにも思えました。不思議なものですよね。でもそれくらい決まってたんです!
代打の醍醐味はチャンスに打席を迎えられること・・・それだけに感じる重圧はすごいものだと思いますが、今の濱中選手には余裕があるのか、打席に立つ様子にはまったく動揺した様子は見られずむしろチャンスでの打席を楽しんでいるかのようでした。
ワンボールからの2球目。
ストレートをフルスイング。打球は三遊間を抜けレフト前へ。
2点タイムリーヒット!
しっかり大役を果たしました。役者ですね。ここぞと言うところで、きっちり結果を残すのですから・・・
チャンスでの勝負強さは天性のものを感じますね。
そして試合はそのまま5対1でタイガースの勝利。
試合後のヒーローインタビューを待つ間、スタンドからは期せずして大きな濱中コール。「はーまなか!はーまなか!」
先制点を打ったわけでも決勝点を打ったわけでもないのにスタンド中がお立ち台に濱中選手が上がることを望んだのです。
ベンチから現れたのは先発で好投した下柳投手・・・そして我らが濱中選手です。スタンド中から割れんばかりの歓声。
下柳投手は以前、「ガラでもないから、もうヒーローインタビューはいいや」と宣言して、それ以来一度もお立ち台に立つことはありませんでしたが、この日は違っていました。
帰ってきた濱中選手を祝うかのように一緒にヒーローインタビューを受けてくれたのです。下柳投手からの最大級の祝福だったのではないでしょうか。
これが濱中選手でなければ絶対に下柳投手はお立ち台に立つことを固辞したと思います。
濱中選手のヒーローインタビューが始まると、いたるところから大きな歓声と拍手。いつ鳴りやむとも知れず鳴り続けました。
オーロラビジョンに映し出される濱中選手のアップ。
もういつ以来でしょう。こうやって甲子園に濱中選手の声が響き渡るのは・・・
この日を信じて頑張ってきた濱中選手は、感慨もひとしおだったのか目が潤んでいるように見えました。
甲子園の大観衆はそれを温かく迎えました。試合後流される六甲おろしに続いて先発メンバーのヒッティングマーチが応援団によって演奏されますが、それが終わった後、濱中選手のヒッティングマーチが何度も何度も・・・とぎれることなく流され、そしてスタンドを埋めた多くのファンが繰り返し大きな声で歌い続けました。「不死鳥が舞い降りたら・・・」
そうこの日確かに不死鳥は甲子園に舞い降り、勝負を征したのでした。
甲子園に帰ってきた濱中選手・・・
交流戦も3カード目となり、いよいよ甲子園に戻ってきた阪神タイガース。
そして、そう・・・交流戦初戦から指名打者として一軍に復帰した濱中選手も本拠地・甲子園へと帰ってきました。
パ・リーグの主催ゲームでは指名打者制での試合となるため、先発出場してきた濱中選手でしたが、ここ甲子園はホームゲーム。すなわちセ・リーグ主催ゲームとなるため、指名打者制ではありません。
当初から代打出場が予想されていた濱中選手ですが、やはり先発出場選手の中には名前はありませんでした。
その直前の試合で、「3番指名打者 濱中 背番号31」のコールを聞いた後だけに寂しい気もしましたが、肩のことを考えるとハードスケジュールとなる交流戦の途中で少しでも休みがあった方がいいでしょうし、僕も試合の応援へと気持ちを切り替えました。
今年は球団創立70周年、そしてプロ野球初となる交流戦開催の年でもあり本拠地・甲子園での交流戦では25年前の復刻版ユニフォームを着用してのゲームとなることは以前に報道のあったとおりです。
もちろん、濱中選手も復刻版ユニフォームに袖を通していました。ラジオの放送にありましたが、復刻版ユニフォームでベンチに集まった選手達はお互いのユニフォームや帽子をさわりあったりして、かなりはしゃいだ様子だったらしいです。そしてその最後に濱中選手がベンチを見回して一言「でも、これって、なんかどこにいるんだ?って感じがしますね。」と・・・
まさにそんな雰囲気だったんでしょうね。
タイガースがリードした展開のまま試合も終盤となり8回裏・・・ついに濱中選手の出番がやってきました。
この回は1番の赤星選手からの攻撃。
2番には途中交代の関係でウイリアムス投手が入っていました。ここでネクストバッターズサークルに現れた背番号31。
その瞬間、コールも何もないのに球場中から徐々に歓声が沸き始め、そいて大きな歓声が球場中に響き渡りました。「濱ちゃ~ん!」「濱中~」「お帰り~」「打ってくれよ~」「一発見せてくれ~」・・・
スタンドからは様々な声がかけられていました。ファンはみんなこのときを待っていたんですね。
赤星選手がヒットで出塁し、いよいよ代打に濱中選手。
もう球場中がわき上がって入場テーマの「レイラ」がかすかにしか聞こえません。
「代打 濱中 背番号31」のコールさえも歓声にかき消されてしまいました。
甲子園に響き渡るファンファーレ・・・
「不死鳥が舞い降りたら~」
ファンが心をひとつにして甲子園に帰ってきた濱中選手に祈りを捧げるかのようにヒッティングマーチを唄いました。
何度も・・・何度も・・・
心地よいものですね。ライトスタンドにいた僕は多くのファンの温かな歓声やヒッティングマーチに包まれながら濱中選手の一挙手一投足を息をのんで見つめていました。
ファームでの実戦復帰から交流戦での一軍復帰とずっと濱中選手を見てきましたが、やはり濱中選手が一番似合うのはここ、甲子園のバッターボックスに立ったときですね。黒い土の上に映える白いユニフォーム。
そして白いバットが描く軌道が美しく見えて・・・
この日、濱中選手は代打として結果を残すことは出来ませんでした。
ですが、濱中選手がここに帰ってきたことはファンの記憶の中に確かに残すことができました。
また一歩・・・濱中選手が踏み出しました。本拠地・甲子園の地に戻ってきました。
お帰りなさい・・・濱中選手。

復帰週間終了・・・
やっと家にたどり着きました。
なんかあっという間でしたがたくさんの出来事、感動、思い出のある日々でした。
5月1日に鳴尾浜最後の練習を見たのを皮切りに、2日は休んだものの3日、4日と雁ノ巣で二軍戦の最終シリーズを見て、帰ってきた翌5日は一軍登録されたと聞いて甲子園に観戦に行き、そして6日からの交流戦での復帰シリーズに・・・
あとは皆さん、ご存じの通りです。
ずっと追いかけてきた濱中選手がこうやって一軍の舞台へと階段を登っていくその瞬間・・・そこに立ち会えただけでも光栄ですし、それを少しでも皆さんにお伝えできたとしたらこんなに嬉しいことはありません。
濱中選手はまだ試合勘とか慣れの部分が十分でないのか、打席でとまどう表情を多く見せていますが、もう少しすれば本来の力を見せてくれるものと信じています。
それに完全復活までには守備の部分があります。試合前練習や普段の練習を見ていると実戦でも大丈夫じゃないかと思えるくらいにボールを追いかけ、投げていますがやはり万全を期すにはもう少し時間が必要なのでしょう。
この後は交流戦にずっと帯同と言うことになりそうですが、そうなると二軍にいて十分な肩のケアが出来ていたのとは違い、自分自身でのコントロールやケアが必要になります。十分な時間もとれなくなってしまいますし、今まで以上に慎重に進めていって欲しいですね。
この一週間だけでなく、ずっと濱中選手を追いかけてきました。
その中で僕自身が、最近特に感じるのは濱中選手ファンの温かさ。これだけ、長い時間のリハビリにもかかわらず、見捨てることなくずっと濱中選手を見守り続ける気持ち。そしてファン同士、お互いをいたわり励まし合って一緒に応援していく団結力。
掲示板に書き込みをしてくださる方だけでなく、メールをくださったり、球場で声をかけてくださったり、ただ毎日のように濱中選手のことを心配してうちのサイトをのぞいてくださったり・・・そんな方々がたくさんいることに心から感謝しています。
一人での北海道行きでしたが、逆に遠くに一人でいるからこそ感じられたものもたくさんありました。
もう一度、初心に返ってサイトを通して濱中選手を応援していく意義やその形を考えてみたいと思いました。
ひとつの大きな壁を越えた濱中選手。この先もしばらくはいくつかの壁にぶつかりそれを乗り越えて行かなくてはならないと思いますが、どんなときも変わらず応援していきたい・・・その気持ちを新たに今回の旅を終えました。
さぁ、新たなる出発。みなさんももう一度気合いを入れ直してがんばって応援していきましょう!完全復活のその日まで・・・
復帰第3戦!
いよいよ日本ハムファイターズとの交流戦最初のシリーズも最終戦となりました。
昨日は無安打に終わり2打席で代打を送られてしまった濱中選手ですが、今日こそはやってくれると信じて球場へと向かいました。
昨日の雨は上がっていましたが、やはり北海道。かなり肌寒くてびっくり。
球場には開場前に到着し、開場と同時にスタンドに入りました。内野席では僕が一番乗りでしたよ(笑)
早速撮影に一番良さそうな場所をキープして濱中選手が出てくるのを待ってました。
昨日の成績で落ち込んだりしてないだろうかと心配しながら待っていましたが、笑顔で入ってきた濱中選手は関本選手や福原選手と仲良さそうに色々話していました。
準備体操が終わってバッティング練習や守備練習が始まりました。最初、濱中選手はダッグアウトに消えてしばらく姿が見えなかったので、ちょっと心配しましたが赤星選手と一緒に出てくるとキャッチボールを開始。二人で手加減なしにしっかりしたボールでキャッチボールしていました。近くで見ていた吉竹コーチや和田コーチからも声をかけられていましたが、「大丈夫、大丈夫」と微笑んでジェスチャーを返していました。
キャッチボールを終えるとライトの守備へ。外野ノックを受けていました。返球は軽く2塁へ。ただ、これは濱中選手だからと言うわけではなく、他の選手も軽く返球していましたので心配ないでしょう。
外野ノックは早めに切り上げて今度は三塁の守備位置に。ここで一人で内野のノックを受けていました。
最近こうやって外野も内野もノックを受けるシーンをよく見ます。肩の状況次第ではどこでも守れるようにしておけってことなんでしょうか??(汗)
ノックを終えるとなぜか再びキャッチボール。今度は吉竹コーチがお相手です。さっきのじゃ不十分ってことでしょうか???なんで?
単に時間が余っただけかも知れませんし、吉竹コーチによる投球フォームのチェックだったのかも知れません。
と、急に濱中選手がキャッチボールを中断してダッグアウトの方へ・・・
そこには・・・なんと田淵さん。帽子を取って挨拶する濱中選手に肩をポンポンと叩き、頑張れよと激励。濱中選手も嬉しそうでした。
最後がバッティング練習。
ティーバッティングをしようとバットを持って、トスを上げる和田コーチの手が空くのを待っていたのですが、鳥谷選手の相手をしていてなかなか空きません。どうしようかなぁとうろうろしてると島野コーチが声をかけてくれて隣でティーバッティングを開始できました。
ティーを終えると今度はフリーバッティング。ところがここでも鳥谷選手の終了待ち。
時間が余ってるなぁと思ったら、近くにいた岡田監督が声をかけてきてバッティングフォームのチェック。スイングについて構えやバットの出し方などを指導していました。
その指導された内容を確認するかのようにゆっくりと何度もスイングしてフォームをチェックしていたのですが、ここにやってきたのが正田コーチ。ボールを迎えるときの視線とか、角度などを話しているようでした。
そしてついには和田コーチまで。二言三言でしたが、声をかけられてました。みんなやはり濱中選手のことが気になるし、どうにか調子を取り戻して欲しいと思っているのでしょうね。
やっと順番が回ってきてフリーバッティング。
いつもと変わらないフォームで普通に打っているように見えましたが、ケージの周りには岡田監督と正田コーチがびっちり張り付いていて、じっと濱中選手のフリーバッティングを見つめていました。
フリーバッティングを終えてケージを出てきた濱中選手でしたが、すぐに岡田監督・正田コーチに呼び止められ今度は足の運び、膝の使い方をチェック。

これで終わりかと思ったのですが、正田コーチに勧められて他の選手のフリーバッティングが終わるのを待って再びケージに。
チェックしたフォームでしばらく打って、ケージを出るとまた岡田監督からいくつかのアドバイス。
これを聞いて三度目のケージへ。このときにはケージの周りは岡田監督、正田コーチにさらに和田コーチや、バッティング練習を終えた上坂選手などが集まっていました。
結局、ケージに入って打っては指導を何度も繰り返し、バッティング練習時間いっぱいまでずっと濱中選手が打っていました。計5回も出たり入ったりを繰り返していましたよ。
いよいよ試合開始。
この日も、濱中選手は先発で7番指名打者。
三回表に先頭打者として第一打席を迎えました。カウントワンストライクからの第2球をきれいにミートしてライト前ヒット。
試合前の練習が実を結んだようです。
ただ、残りの打席は三振、センターフライ、三振と結果を残せませんでした。4打数1安打。これがこの日の成績。
三連戦で2安打でしたが、1年ぶりの一軍戦とすればまずまずの成績だったのではないでしょうか。
あっという間でしたが、復帰シリーズの3連戦が終わりました。
ここからがスタートです。本来の力を取り戻すにはもうしばらくの時間が必要になるかも知れません。でも濱中選手ならきっとやってくれる、そう信じています!
復活の日・・・
何から書いていいのか、どう書いていいのか分かりません。
何かを伝えようとしても、うまく伝えることが出来ないような気がします。
皆さんがテレビの前で見たシーンがすべてです。僕のつたない文章では伝えられません。
いや、何より伝えたいことが多すぎていろんなことが次から次へと湧いてきて・・・
とにかく皆さん、おめでとうございます。本当に心の底から「良かったね」、そういいたいです。
今日、濱中選手が一軍で出場するかも知れないと分かって急遽北海道行きを決めたのが1週間前・・・それからいろんなことがありました。
雁ノ巣でのホームラン。5月5日の甲子園での一軍登録。
そして今朝の濱中選手の手記。
いろんなことを新たに心に刻みながらこの北の大地にやってきました。
濱中選手の新たなる一歩をこの目で確かめるために・・・
球場につき、濱中選手が一軍選手の中でバッティング練習をしていたのですが、その中にあっても濱中選手の打球はひときわ美しい軌跡を描いて遠く高く舞い上がっていました。
スタンドのファンからは「打球の質が違う」「さすがだなぁ」・・・感嘆の声が絶えることはありませんでした。
柵越えするたびに、スタンドから大きな拍手と歓声。バッティング練習でこれほどファンを引きつけている選手は他にはいませんでした。
改めて濱中選手の打撃のすごさを認識させられました。
この日、このときをずっとずっと楽しみにして、そして球場にやってきたのですが・・・
試合を前にすると不安と緊張が一気におそってきました。
本当に大丈夫だろうか。結果を残せるだろうか。肩に痛みはないだろうか・・・
もうプレイボールの時には祈るような気持ちになっていました。
第1打席、第2打席・・・不安はどんどん大きくなります。
第3打席・・・結果が出ない。
「まだたった3打席じゃないか!」自分に言い聞かせながらもその場にいることがいたたまれないくらいの不安な気持ちになっていました。
そしてあの第4打席。
ツーアウト満塁。絶好の逆転機。
しかし空振り二つでツーナッシング。
もうだめでした。決定的瞬間を写真に納めようとずっとカメラのファインダー越しに見ていたのですが、ここからはカメラを置きました。
両手を強く握り、ただひたすら祈りながら一球一球を見つめました。
ファール。ボール。・・・ツーワン。
そして第5球。

真ん中ややインコースよりに甘く入ったストレートを鋭くコンパクトにスイングして打ち返すとボールはレフト線へ!2者を迎え入れる逆転の二塁打となりました。
二塁上ではガッツポーズで喜ぶ濱中選手。重圧から解放されたからか満面の笑顔でした。
この瞬間、濱中選手は帰ってきたんだと思います。そう、この一打の瞬間に・・・
あとは皆さんがご存じの通りです。僕はこの一打の後ずっと涙が止まらず、いろんな方からいただく電話やメールで喜びを分かち合うのが精一杯でした。
だから記念のこの日の写真はあまりありません。
皆さんの心の中に焼き付いているあのシーン。残っているのはそれだけですが、この先もずっと色あせることなく輝き続けるシーンになると思います。
試合後のヒーローインタビューでも、その後のインタビューでも濱中選手は何度もこの二年のことを「本当につらかった」と振り返っていました。
でもこの二年間は濱中選手にとっては、ただ意味のない時間ではなかったと思います。精神的にもそして肉体的にも前にも増して成長するための準備期間。きっといつか、そう振り返ることが出来る時がくると思います。
本当によく頑張りましたよね。ここまで・・・
最後にもう一度・・・本当に皆さん、おめでとうございました!
一軍登録!
昨日、雁ノ巣での二軍戦を終えた濱中選手。昨夜のうちに帰阪し、今日からの一軍合流に備えていました。
ただ、今日一軍に登録されるかどうかははっきりしていませんでしたが、今朝一番に「一軍登録!」との知らせが入りました。
そう、いよいよ濱中選手が一軍の舞台に戻ってくることになったのです。
焦る気持ちを抑えつつ甲子園へと向かいました。
開門直後に球場に入りましたが、もちろんホームチームであるタイガースの練習はすでに終わっており、カープの打撃練習が行われていました。
開門がもう少し早ければちょっとくらいは練習が見られたのかも知れませんが・・・うーん。惜しかった・・・
もうこの時間にはタイガースのベンチには誰もいませんでした。
しばらくすると選手達が戻ってきて、ベンチ前でアップが始められました。目をこらすと・・・そこに居るではないですか。
背番号31・・・濱中選手です。
この甲子園のグラウンドに一軍選手として濱中選手が戻ってきたのです。
他の一軍選手と混じって柔軟体操を行っています。選手の中心にいて、あたかも「ここにいるのが当たり前」とでも言ってるかのようでした。
柔軟体操から軽いランニングを終えるとベンチに戻ってグラブをとり、キャッチボールへ。
グラブは昨日まで使っていた以前のモデルとは違い、「友情のグラブ」です。この日のためにしばらく使わずにメインテナンスをしてたのかも知れませんね。
キャッチボールのお相手は林選手。二軍時代に一緒にトレーニングをしていたこともありましたから、林選手とが気楽で良かったのかもしれませんね(笑)
幸い、こっち向きに並んでキャッチボールをしてくれたので写真を撮ることが出来ました。
よかった、よかった!(笑)
しばらくキャッチボールをしていたのですが、そうやって一軍選手に混じって多くのファンの歓声を受けながらキャッチボールしている姿を見ると・・・あー、やっぱりここが濱中選手のいるべき場所だ・・・そう思わずにはいられませんでした。
キャッチボールの後、守備練習があり他の選手はグラウンドへと散らばっていったのですが、濱中選手だけはみんなに手を挙げてベンチの方へ。
やはりまだ守備練習はできないようでした。
ただ、後の報道では開門前の練習で軽いノックを受けたりしてたそうです。
少しずつ・・・ですよね!
試合前になり、両軍の出場選手登録の発表!
ドキドキしながら一人一人の名前が呼ばれるのを聞いていました。
そしていよいよ外野手・・・「濱中おさむ 背番号31」のコールが甲子園に響き渡った瞬間、スタンドから割れんばかりの拍手と歓声が・・・
みんな、そうタイガースファンみんなが待っていてくれたんだなぁ・・・そう思うと嬉しくて胸がいっぱいになりました。
今日登録と言うことは試合展開次第では代打出場もあるのかと、じっとその時を待ちました。試合は始終タイガースペースでずっと勝っていたのですが、それどころではありません。ほとんどヒッティングマーチなども口ずさむことが出来ず、ただ、そわそわしながらうろうろ歩き回ったりしていました。
そして試合も後半。
井川投手にリリーフとして藤川投手が送られたとき、すでにベンチには濱中選手の姿はありませんでした。そう、代打の準備に向かっていたのです。
カメラを用意しましたが手が震えるし、気持ちも動揺してどうしていいのか判らない気持ちでその時を待ちました。
ところが・・・鳥谷選手が打席に立ったときにネクストバッターズサークルに現れたのは濱中選手ではなく上坂選手でした。
ん?ダミー?
そう思ったのですが、鳥谷選手が四球で出塁するとそのまま上坂選手が代打として告げられ、送りバント。
その後もタイガースの猛攻があったのですが、濱中選手の出番はありませんでした。
残念。

でもいいんです。濱中選手が甲子園で、そう一軍の甲子園でそのユニフォーム姿を見せてくれただけで・・・
心配しなくてもどんどん出場機会は増えていきますよね。
今日は一軍の試合の雰囲気に慣れることだけでも出来て良かったのではないかと思います。
明日からの交流戦。きっと主役は濱中選手でしょう。
大活躍を祈っています!
最後の2軍戦・・・
昨日のホームランですっかり気をよくしたのですが、今日こそが最後の二軍戦。
しかも明日からの一軍練習合流のため、試合途中で交代して帰阪すると聞いていたため、少ない打席で結果を残して欲しいと期待しつつ雁ノ巣球場へと向かいました。
球場はゴールデンウイークの中日と言うこともあり朝早くからすごい人・人・人・・・
13時開始の試合なのに10時に到着したらもう席が無いのです。福岡での野球熱というかホークス人気を再認識させられました。
今日はもう撮影できなくても仕方ないなぁとあきらめつつ球場をブラブラ。観戦だけは後ろの方から立ったままでしようと覚悟を決めました。
でも時間がたつにつれさらに観客の数は増え、とても内野席には立ち見を含めても収まりきらないと思われたためか、普段は解放されない外野の芝生席が昨日に引き続いて開放されました。
距離は遠くなってしまうものの、少しでも見やすいかなぁとそちらへ移動。そこから観戦することにしました。
天候は快晴。少し強い日差しの中でしたが芝生の上でさわやかな風に吹かれているとそれだけで気持ちよくなって眠っちゃいそうなくらいでした(汗)
濱中選手は昨日と基本的には同じメニューをこなしていましたが、ノックは外野ではなく三塁で内野ノックを受けていました。またベースランニングは行っていませんでした。
フリーバッティングはミート中心でセンターから右方向への打球が多く、昨日のホームランにもかかわらずスイングが大きくなったりしてなくて「さすが!」と思わせるものでした。
そして試合開始。今日も濱中選手はスタメンで4番指名打者。
一回は三者凡退だったため、第一打席は二回表の先頭打者としてでした。
相手投手はこの日は田之上投手。ベテランの右投手でした。
ずっと濱中選手の打席を見ていて気づいたのですが、投手が濱中選手に威圧感を感じているのか濱中選手の選球眼がいいのかボール球が多く、カウントがスリーボールまで行くことが多いのです。
第一打席もワンスリーとなり、「え?四球?!」なんて心配しました。続いてのボールはストライク。そしてフルカウントから田之上投手が投げた外角低めの球。濱中選手は一瞬手が出かかりましたが、ボールと見極めたのかバットを止めて見逃し。
ところがアンパイヤのコールはストライク。残念な見逃し三振になってしまいました。
続いての打席は四回表ノーアウトランナー一塁で回ってきました。カウントツーワンからの外角球を打って出た濱中選手でしたが、引っかけた打球になってしまい三塁へのゴロ。当たりが悪かった分、ダブルプレーは免れましたが、残念な結果でした。
もしかして、2打席で終わりか?・・・今日はまだノーヒットなだけに焦ってベンチを見るとまだ濱中選手の姿があります。比較的早い展開で試合が進んでいたのでもう一打席追加で打つことになったのでしょう。
そして六回表にその最後の打席が回ってきました。泣いても笑ってもこれが二軍最後の打席。でも、一軍に合流する前に、最後は気持ちよく締めたいものです。
投手は第1打席、第2打席と抑えられている田之上投手のままです。
第1球は低めの変化球でボール。そして2球目。
濱中選手が打ち返したボールは鋭い当たりで投手の足下を抜け、あっという間にセンターへ!センター前ヒットです
試合前のフリーバッティングで見せていたセンターから右方向への打球をしかもコンパクトなスイングできれいにミートして見せてくれました。
この日の出番はここまで。
試合を途中で抜けて、濱中選手は雁ノ巣球場を後にしました。
そう、いよいよ一軍への合流です。
長かったリハビリや二軍での生活が終わり、スポットライトの当たる舞台へと向かうのです。確かにこの2年間は濱中選手にとってはつらく厳しい日々だったと思います。
でも、ついにここまで来ました。
投げる方はまだとは言え、今年から始まる交流戦。パ・リーグ主催ゲームでの指名打者制。濱中選手が復帰するにはもってこいの状況となりました。運命を感じずにはいられません。
野球の神様・・・そう野球の神様は見てくれているんです。一人でひたすら頑張ってきた濱中選手を。そして交流戦というチャンスをくれたのだと思います。
この先の濱中選手の野球生活が輝かしいものとなるように・・・
さぁ、新しいドラマの始まりです。濱中選手の野球選手としての第二幕が始まります。それが希望と栄光に満ちたすばらしいものになることを祈りつつ、福岡を後にして帰路へとつきました。
雁ノ巣初日!
今朝の新聞で各社が一斉に報じましたね。
6日の日ハム戦から一軍復帰となり交流戦で指名打者として起用されることになると・・・
数日前からの報道でそうではないかと思っていましたが、ここではっきり報じられたのでいよいよ2軍での実戦は終わりということになります。その最後の様子をこの目に焼き付けてこようとはるばる雁ノ巣までやってきました。
雁ノ巣球場には初めて来たのですが、お世辞にも新しくてきれいとは言えないちょっと古めの球場です。ただ球場のサイズそのものは両翼98m、センターが122mと広くファールグラウンドも鳴尾浜球場よりかなり広く感じました。
また福岡のホークスファンは非常に熱心で、早くから球場に詰めかけていて内野だけでなく外野までびっしりの観客でした。多分数千~1万人くらいいたのではないかと思います。
ただ困ったのはフェンス。白い細かなフェンスがびっしりと張り巡らされていて写真撮影はかなり困難を極めました。またファンが多いので撮影場所を移動することがほとんど不可能で、なかなかいいアングルで撮影することが出来ませんでした。残念!
濱中選手はいつもの2軍戦と同じように外野でのアップを終え、ティーバッティング、フリーバッティングをこなしていました。
指名打者としての一軍復帰が決定したからには、打撃中心の練習だけかなぁと思っていたらグラブを持って出てきてキャッチボール。
そしてライトの守備位置に着くと他の選手と混じってノックを受けていました。しかもキャッチしたボールはそのまま返球。かなりの距離をノッカーの横にいるコーチに向けてしっかり投げていましたよ。
実戦さながらの返球で、打撃だけでなくその先の守備も含めた復帰を視野に入れていることが練習からも伝わってきました。
ノックの後はしばらく外野でフリーバッティングで飛んでくる打球を追いかけていましたが、内野の方に戻ってきたと思うとベースランニングの練習を始めました。
一塁上から二塁へ、そして二塁から三塁へとベースランニングを済ませると再び外野の守備についていました。試合前の練習はこれで終了。
スターティングメンバー票の交換があり、いよいよ先発メンバーの発表です。
我らが濱中選手は予想通り4番指名打者で先発出場。
その名前が場内にアナウンスされると球場中から大きな拍手。
ここ福岡の地でも濱中選手の復活を待ち続けているファンがたくさんいることがその拍手からも分かりました。嬉しいなぁ・・・
いよいよ試合開始。
ホークスの先発投手は右投のサイドスロー速球派の高橋秀投手。プレイボールがかかって先頭打者の赤松選手に投じた第1球がなんと・・・いきなりデッドボール。
サイドから投げるストレートがすっぽ抜けた感じです。
いきなり嫌~な雰囲気。
二番の久慈選手が送り、三番の葛城選手が凡退。濱中選手の打順が回ってきました。
ただ、高橋秀投手の制球は定まっておらず、ときどきすっぽ抜けたストレートを投げていました。
濱中選手は粘ってツースリーになったのですが、ここで投げたラストボールがなんとすっぽ抜けのストレート。
濱中選手も懸命に逃げようとしましたが、背中に当たってしまいました。一瞬、息を飲みましたが、治療にとバッターボックスに向かったトレーナーさんを手で制して一塁へと歩きました。それほどのダメージは無かったようでほっとしました。
次の打席は三回表。ワンアウト、ランナー一塁に葛城選手をおいての打席でしたが、途中で葛城選手がスチール失敗。ツーアウト・ランナーなしになりました。この打席も粘ってツースリーまでいき、最後の一球。ボールは外角低めのストレート。濱中選手はボールと思って見逃したようでしたが、アンパイヤの判定はストライク。
結局見逃しの三振となってしまいました。
第3打席はワンアウト一二塁で登場。途中ダブルスチールがあり、ランナー二三塁に。ここで「もしかして敬遠?」と心配しましたがちゃんと勝負。何球かファールボールで粘りましたが最後は四球でした。
うーん、打点のチャンスだったのに~・・・惜しい・・・。次の喜田選手がなんと満塁ホームランを放ったので余計に惜しいなぁって思っちゃいました。
6回の表もタイガースはがんばって攻撃して3番の葛城選手の時にはワンアウト満塁。このままダブルプレーがなければランナーをおいたままで打席を迎えられる!そう思ったのですが、なんとショートゴロでダブルプレー・・・。ありゃりゃ・・・残念。
というわけで7回表の先頭打者として出てきた濱中選手。打って出たボールは三塁への強いゴロ。あっと思うと三塁手がはじいたため、エラーとして一塁に出塁しました。正面をついたのでエラーがつきましたが、かなりしっかりとボールをとらえていましたよ。
この回もタイガースは猛攻。6点とって、ツーアウトランナー一塁の状態で打者一巡。再び濱中選手に打順が回ってきました。
出塁率は非常にいいものの、快音が聞こえないままだったので、期待が高まりました。
相手は篠原投手。一球目がボールとなるカーブから入り、二球目。真ん中高めやや内よりのストレートをフルスイング。
打った瞬間にボールが高く高く舞い上がりました。
大きな歓声のあと、球場中が一瞬静まりかえりました。あまりに打球が早く、また高く上がったため観客の多くがそのボールの行方を見失ってしまったのです。
そして三塁塁審が右手を大きく回した瞬間に球場中が再び大きな歓喜の渦に・・・
場外へと打ち込まれた特大ホームランでした。
ボールをとらえた瞬間に「行った!」と確信できたすばらしいあたりでした。美しくバットを投げてダイヤモンドを回る姿に「やっぱり濱中選手に似合うのはホームランだなぁ」としみじみ感じさせられました。
結局9回にも打順が回ってきたのですが、代打が送られ今日の出番はここまで。
でも一軍合流を前に、最高の形で結果を残して見せるあたり、さすがと言わざるを得ません。
このまま打撃好調を維持して、交流戦を迎えて欲しいものです。濱中選手のバットが不調のチームを救ってくれる・・・きっとその日がすぐにきます!
一軍復帰を間近に控えて・・・
報道ではいよいよ濱中選手の一軍復帰が近付いているようですね。
リハビリが思いのほか順調でウエスタンで結果を残していること、一軍が今不調で特に打線に活気がないこと、関本選手がスタメンになったことにより右打者の指名打者候補がいなくなったこと、など・・・
色んなコトがからんでのことですが、一番優先的に考えてもらいたいのは濱中選手の肩の状態のことですよね。
練習や試合を見ている限りは打つ方に関しては全く問題ないと思いますが、ただ一軍に帯同してしまうと出場機会のない時などはトレーニングも出来ずに、ただ過密なスケジュールでの移動を繰り返すことになりますし、その分守備や送球の練習、肩のケアがおろそかになりはしないかと心配してしまいます。
試合日程などを見ると3日からの雁ノ巣でのウエスタン・ホークス戦での指名打者の結果をみて一軍合流が決まるようですね。早ければ6日にも昇格。となれば今日の練習が鳴尾浜での最後の練習となるわけです。
今日は午後から社会人の野茂クラブとの試合があるので練習時間も早めから。それに合わせて鳴尾浜球場に行ってきました。
球場に着くと曇り空。予報では昼前から雨が降るとのことでした。
試合前練習なので練習時間も短い予定でしたが、なんとか野外練習の間だけは持って欲しいと祈るような気持ちでいました。
スタンドにはいるとグラウンドにはまだ選手はおらず、黒い土と青い芝生が一面に拡がっていました。そのグラウンドを眺めていると、ここに通い始めてからの日々のことをいろいろと思い出しました。そう、濱中選手がずっと頑張ってきたあの時間を。感慨にふけっていると続々と選手達がやってきました。そして濱中選手の姿も・・・
今日は中村豊選手と一緒にグラウンド入りです。いつもと同じ黒い上着にSSKの赤いカバンを担いでいます。曇り用のサングラスを目にはかけずに帽子に付けています。
ベンチにカバンを置いた濱中選手は、アップの始まるレフトの芝生のところに歩いていきました。いつものように周りにはすぐ選手が集まってきます。金澤投手、太陽投手、三東投手、葛城選手・・・
濱中選手のいるところにはいつも選手の輪ができるのも、ここ鳴尾浜でいつも見ていた光景です。

上にあがると仲良しの選手達とは別々になってしまいますが、濱中選手が先陣を切って一軍で活躍し、他の選手が上がってきたときに共に励まし合い濱中選手が引っ張ってみんなで頑張れるような状態になっていて欲しいですね。
アップが始まると濱中選手は最初は中村泰投手、太陽投手たちと、途中からは三東投手と組んでメニューをこなしていました。
始終笑顔でアップをこなす様子からは気負いや緊張、不安などはみじんも感じられませんでした。それだけ自信があって調子がいいということなんでしょうね。
そして試合前の練習が始まる中、濱中選手もバットを持ってグラウンドへ。今までなら試合前の練習の時は軽く守備練習とベースランニングくらいで切り上げていたのに、やはり指名打者を想定してなのか打撃中心の練習に切り替えられているようでした。
まだ2軍選手がティーバッティングやフリーバッティングを行っていたために濱中選手が向かった先はバント練習用のマシンの前。
今まで見たことなかったのですが、バントの練習をしていました。これも実戦を想定してのことでしょうか。指名打者とはいえ、状況によってはバントが必要になることもあるでしょうから・・・
結構、器用にこなしていましたよ~
ただ、一回だけバントしたボールが真下にバウンドして自分の後ろに飛んだことがあって慌ててボールを捕まえようと追いかけていました(笑)
その時の動きがコミカルで思わず吹き出してしまいました。その様子は動画にありますので見てみて下さいね。
続いて今度はティーバッティング。バットリングを付けた赤い練習用バットでしっかりボールを捉えていました。
途中からはバットリングを外してフルスイング。
たっぷりティーバッティングを行って、フリーバッティングへ。
先日のフリーバッティングで「飛距離が伸びた」と書いたのですが、今日はなんだか様子が違います。時折、フェンスオーバーもあるのですが打球の方向がセンターから右が中心。スイングもフルスイングより、ミートを心がけたスイングになっていました。
やはり実戦ともなると、状況に応じたバッティングや、コースに応じたスイングが必要になるでしょうからそれを考えてのことでしょうか。
ヒット性の当たりを重ねていました。
もちろん、濱中選手の最大の魅力は長打力にあるのは誰もが認めるところですが、実戦で最も求められるのは勝負強さ。
'03年、前半にあれだけの打点を稼いだ濱中選手の勝負強さが求められての指名打者となるでしょうから、どんな状況でどんなボールにも対応できる柔軟さが加われば期待はふくらみますよね!
このころから雨が降り始めました。雨は降ったりやんだりを繰り返し、大雨ではありませんがかなりしっかり降ったりもしていました。
選手達も雨の中でしたが、誰も雨にひるむことなく黙々と練習を続けていましたよ。
フリーバッティングを終えた濱中選手は一旦ベンチの奥へ。
しばらく出てこないので、どうしたのかなぁと思っていると外野ノックをしていた山脇コーチも「おい!ハマは?どうした?」と中村豊選手に聞いていましたが、ノックを受けていた中村豊選手が知るよしもありません。両手を挙げて「ワタシ、ワッカリマセ~ン」のポーズ(笑)
やっと出てきた濱中選手を見ると上着を脱ぎ、白と黒のツートンの練習着に着替えてました。そして手にはグラブ。
三塁ベンチ前で筒井壮選手とキャッチボールを始めました。
そこへノックを終えた山脇コーチが通りかかり「お?ハマ、ここにいたんか~、肩大丈夫か?」と・・・
でも「はい、大丈夫です!」と笑顔で応える濱中選手でした。一安心。
しばらくは筒井壮選手とその場でキャッチボールをしていました。送球距離そのものは長くなかったですが、問題なく投げられていましたよ。
キャッチボールを終えた濱中選手はセンターの守備位置へ。的場選手と一緒にノックを受けていました。最初は普通のノック。
そして続いて前後に走り回るアメリカンノックと左右に走り回るアメリカンノック。かなり息が辛そうでしたが、必死にボールを追いかけていました。
ノックを終えた濱中選手は的場選手と共に内野の方へ。ベンチ前に来た濱中選手は、山脇コーチと的場選手と一緒に、左右に走ってボールをキャッチするトレーニングに挑戦。
5m程度間を開けて的場選手と山脇コーチがボールを持って控えていて、その放り上げたボールを必死に走ってキャッチしてはボールを返し、間髪入れずにすぐ反対向きにダッシュしてもう一人が投げたボールを捕るっていうトレーニングです。必死になってグラウンドをかけまわってボールを追いかけていましたよ。
最後はかなりきつそうでしたが、これを終えた濱中選手はグラウンドをならしてそのまま外野の守備へ。

しばらくはフリーバッティングの打球を追いかけていました。
今日の野外練習はここまで。
他の選手に混じって後かたづけをした後、バッグを担いでグラウンドを後にしました。
もう鳴尾浜に戻ってくることはないかも知れない。いや、むしろそうであって欲しい・・・、そう思いながら球場を後にしました。
なんだか不思議な感じがしますね。ずっと濱中選手を追いかけ続けて毎週のように週末には鳴尾浜に通ってましたが、それも今日で終わりになるかも知れない。嬉しくもあり反面寂しいようにも思えました。
いよいよ実戦へ・・・
練習内容からもそれが伺える一日でした。
