2005年6月アーカイブ

19日のデイリースポーツの一面を濱中選手が飾りましたね。
しかもその内容が「完治!」という記事。

報道によると、大阪市内の病院で定期検査を受けた濱中選手に、執刀医が「もう大丈夫、機能は元に戻っているからドンドン投げていい!」とお墨付きを与えたとのこと。

まさに、主治医による「完治宣言」ですね。

これまで慎重には慎重を期して取り組んできたリハビリ。その成果がこうやって実を結んだのですね。
地道な努力。毎日毎日、代わり映えもしないリハビリに音を上げることなく黙々と取り組み続けた日々。

誰も見てなかったかもしれませんが、みんな分かっています。
濱中選手がどれだけの努力を積みかさねて来たかを。
どれだけの眠れぬ夜を過ごしてきたかを。

いよいよGOサインが出ました。

完全復活への最後の階段を登るときが来ました。

濱中選手の目指す完全復帰は決して途中出場で一塁の守備につく・・・そんなものではありません。
先発でライトの守備につく。そう多くのファンの待つライトスタンドの前に立つことが完全復帰です!

もちろんそのためには守備をただこなすというだけでなく、桧山選手、スペンサー選手との熾烈なポジション争いに勝たなくてはならないのですが、今の濱中選手の活躍ぶりを見ていると、甲子園球場にライトの守備位置で先発出場となる日も決して遠い未来の話ではなさそうですね。

夢にまで見た日。待ちこがれた日。
いざ目の前にすると、不安なような嬉しいような複雑な感情が入り交じってなんだかいてもたってもいられない気持ちです。

ここまで順調に来たのですから、最後の一歩も慎重にそして着実に歩んでくれることを信じています。

【2005年6月 8日】

待望の1発!

やっと出ましたね。
ホームラン・・・

8日の大阪ドームでのオリックス・バファローズ戦。先発7番指名打者で出場した濱中選手は第1打席にいきなりやってくれました。

アウトコースのストレートを振り抜くと打球は右中間へとぐんぐん伸びてフェンスオーバー。
復活第1号となりました。

一塁ベースを回りながら小さく握りしめた右手でのガッツポーズ。

嬉しそうに迎えるチームメイト。

本人は勿論のこと、ファン、チームメイト、ホントにみんなが待ち続けていた待望の一発でしたね。

当日発売された週間ベースボールに掲載されたインタビュー記事の中で「打球がなかなか上がらなくて、ホームランが出ないのが悩み」と述べていましたが、これできっかけをつかめばドンドンホームランが出るでしょう!

さぁ、いよいよエンジンがかかってきました。
ホームランアーチスト濱中選手の本領発揮はもう目の前ですね!

パ・リーグの首位を走る千葉ロッテ・マリーンズを甲子園に迎えての交流戦も1勝1敗でいよいよ第3戦。
タイガースの先発はここまで無敗の下柳投手、そしてマリーンズの先発はパを代表するエースとなったサブマリンの渡辺俊投手。ここまでの成績は8勝1敗で防御率は1.68。
まさにタイガースの前に立ちはだかる大きな壁です。

やはり試合は投手戦。序盤3回にマリーンズが1点を先制するもその後は下柳投手が踏ん張り、1対0のまま。
タイガースはヒットそのものがほとんど出ず試合はそのまま終盤へ。

7回裏までタイガースのヒットはわずかに3本。ランナーが出ても併殺打でチャンスをつぶしてしまうなどここまで3塁を踏むことも出来ない状況でした。
誰もが渡辺俊投手の好投に、「このまま完封されてしまうのでは・・・」、そう思い始めていました。

koshien050605_1.jpgそして迎えた8回の裏。先頭の桧山選手が2塁打で出塁すると、矢野選手が送りバントで1死3塁。ここしかない、そう誰もが思ったチャンスのシーンで藤本選手の代打に、濱中選手が告げられました。

場内からは割れんばかりの大きな声援と拍手。なかなか打ち崩せなかった渡辺俊投手を相手に濱中選手なら何とかしてくれるのではないかとみんなが期待しているようでした。

甲子園中に響き渡るレイラ。素振りを繰り返しながらバッターボックスへと向かう濱中選手。その様子は落ち着き払っているように見え、初対戦となる渡辺俊投手に対しても決して気後れするような素振りは見られませんでした。

初球。アウトコースに130km/hのストレートが決まりワンストライク。この日一番のスピードとなったストレート。渡辺俊投手の気合いの入り具合が伺えました。2球目はアウトコース低めに外れるカーブ。
細心の注意を払って外・外と責めるマリーンズバッテリー。

koshien050605_2.jpg

そして3球目。渡辺俊投手の投げたボールはインコースのストレート。
はっと息を飲んだ瞬間、濱中選手はフルスイング。高々と舞い上がったボールは、逆風を切り裂いてレフトのフェンス直前にまで飛んでいきました。
あらかじめ深く守っていたレフトがこれをキャッチしましたが、3塁ランナーの桧山選手はタッチアップで楽々ホームイン。同点に追いつきました。

ボールの上がった角度は良かったのですが、いかんせんバットの先っぽだったのと、逆風と言うこともあり残念ながらスタンドインとはなりませんでしたが、あの渡辺俊投手からチーム唯一となる値千金の打点を上げたのでした。

逆風でなければホームランになってもおかしくなかった当たり・・・残念でしたが、最低限の仕事はきっちりとしてくれました。さすがというしかないですね。

koshien050605_3.jpg結局、この後のゲームは両チームとも1本のヒットも出ずに12回で引き分けとなりました。

これだけの緊迫した投手戦の中で、数少ないチャンスに起用され、それにきっちり応えて仕事をする濱中選手。ベンチの信頼だけでなく、ファンの信頼も勝ち得て、今や代打の切り札となっていますね。

さて次は関西で唯一の指名打者が見られるオリックス・バファローズ戦。濱中選手が指名打者として活躍してくれることを期待したいですね!

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