キャンプイン

いよいよ球春、キャンプインです。
濱中選手にとっても、オリックスに移籍して初の宮古島キャンプ。

ただ、宮古島地方はここ1週間、ずっと天候がぐずついておりキャンプインとなった今日も朝から雨模様でした。

もちろん、初めて宮古島キャンプに行ったのですが球場に見られるファンの数はまばら。報道陣もタイガース時代に比べるとぐっと少なく、ちょっと寂しいくらいの雰囲気でした。

選手達がバラバラと室内練習場に入って行くのですが、濱中選手の姿はなかなか見られません。どうしたのかなぁと心配しながら待っていると向こうの方からゾロゾロと報道陣がやってきました。

 

miyakojima080201_1.jpgそのカメラの先にいたのが濱中選手。
北川選手と一緒に歩いてきた濱中選手はリラックスした様子で笑顔を振りまきながら、室内練習場へと入っていきました。

初めて見るオリックスのユニフォーム姿。でも筋トレで締まった体にフィットしたユニフォームはかなり濱中選手には似合っていて、全然違和感はありませんでした。

そして室内練習場で始まった'08年の春季キャンプ。

まずはアップから始まったのですが、そのアップのやり方もタイガース時代とは全く違っていました。濱中選手はとまどったような様子を見せながらもそれでも元気いっぱいに体を動かしていました。

オリックスのトレーニングを見ていて驚いたのは、選手もコーチもみんな元気がいいこと。常に大きな声を出して、全力で走り回る様子は見ていて気持ちのいいものでした。

アップが終わると選手達は全員別室に移動して、合気道を取り入れたトレーニング。バットを構えた姿勢を自然な形で維持できるようなトレーニングをしていましたが、途中みんなで拍手したりとリラックスした雰囲気で行われていました。

それが終わると濱中選手はバットを持って、室内でティーバッティング開始。
バッティング練習もタイガース時代とは違って、細かくメニューを区切ってティー、フリーを何度も何度も繰り返していました。

 

 

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このとき、濱中選手に付きっきりになってくれたのが水口コーチ。
濱中選手のスイングを見ると最初に指摘したのが左手の使い方。右打者の濱中選手にとって引き手となる左手の返し方を手取り足取りかなり念入りに指導してくれていました。


miyakojima080201_3.jpgその中で、引き手をうまく使う練習としてバットを一握りあまらせて左手1本で握り、右手は左手首を握ってティーバッティングをするという方法があったのですが、ちょっと変わった方法ながら濱中選手もこの方法に納得したのか、真剣な表情で取り組んでいました。

 

miyakojima080201_4.jpgフリーバッティングの間も濱中選手の様子を水口コーチだけでなく、ディーバスコーチも注目して見ていましたし、途中、コリンズ監督もきて、「もっとポイントを前に」と指導していました。
英語が全く分からないという濱中選手でしたが、通訳を介して必死に監督のアドバイスに耳を傾けていました。まぁ、そのあと水口コーチと目を合わせて「英語は分からないですね~」とでも言うように首をかしげてしましたが・・・(笑)

バッティング練習を終えたところで午前のトレーニングは終了。
お昼ご飯の時間になりました。球場の食事会場に移動した濱中選手でしたが、あっという間に食事を済ませてすぐに出てきて室内練習場へと戻りました。

全員が室内練習場に集まると、先ほど合気道のトレーニングをした別室に移動。そこでミーティングが行われました。
もちろん、外からではどんな内容かは分からなかったのですが、かなり長い時間をかけてミーティングが行われており、今季にかけるチームの気持ちが表れているようでした。

ミーティングを終えた選手達はグラブを持ってそれぞれ投手陣、内野陣、外野陣に分かれました。このころには朝とは違って雨もすっかり上がり、すこし日が差すくらいの好天になっていましたので内野陣だけを室内練習場に残して、投手陣はサブグラウンドの内野、外野陣はサブグラウンドの外野の芝の上に移動してキャッチボールを開始しました。

 

miyakojima080201_5.jpg濱中選手は同じく今季オリックスに移籍となった古木選手を相手にキャッチボール開始。
肩の不安など全く感じさせない様子で最初からかなりしっかりとしたボールを古木選手の胸元めがけて投げ込んでいました。
約50~60mまで距離を伸ばしてしばらくキャッチボールを行った後、少しずつ距離を縮めて終了。

ここで外野陣はノックを受けるチームと室内に戻ってバッティング練習をするチームに分かれたのですが、濱中選手はまずはノックを受けるチーム。松山コーチがノッカーとなり、古木選手、濱中選手、下山選手、村松選手の順にノックを受け始めました。

 

miyakojima080201_6.jpg松山コーチはノックの前に全員に向かって「しっかりキャッチすれば返球は無理するなよ~!山なりのボールでいいからな~」とキャンプ初日ということもあり、ゆっくり調整するように気を遣ってくれていました。

ノックが始まるとそれでもそれぞれの選手達はかなりしっかりとノッカー横のスタッフに向かって返球。

あわてた松山コーチが「もっとゆっくりでいいからな!」といさめていました。
ただ、その言葉を聞いて古木選手がゆっくりと返球したときには「回転が悪いなぁ。緩い球でいいけど回転には気をつけて返球しろよ~」とちゃんとアドバイス。
こういった内容もタイガース時代には聞いたことがありませんでした。

 

miyakojima080201_7.jpg濱中選手は順調にボールをさばいて返球していたのですが、途中一度だけ力んでしまって送球が大きくコーチの頭の上を越えてしまうことがあったのですが、松山コーチは笑いながら「ここはそんなにギャラリー多くないから、リラックス・リラックス」と声をかけていました。まぁ、確かにタイガース時代に比べると観客の数は数えるほどだったのですが・・・(笑)

ノックの方法もバラエティーに富んでいて、普通のノックが終わると距離を縮めて内野手さながらのゴロのノック。右へ左へと走り回ってボールを処理して時にはターンを入れて返球のポーズをとったりしていました。松山コーチいわく「これは下半身のトレーニングなんだからそれを意識しながらな!」とのことでしたが、どの選手も無難にこなしていました。

最後の最後に「じゃあ、最後はクッションボールの処理な」と言ってノック。どういう意味か分からなかったのですが、下山選手もよく分からなかったのか普通に受けて普通に返球。
それをみた松山コーチはがっくりして「ちゃうやん!それやったら普通のノックやんか。クッションボールや、クッションボール。」と続けて村松選手にノック。
ボールをキャッチした村松選手は振り返って送球のポーズ。
「よっしゃ、それや!さすが、よう分かってる!」と松山コーチは満足げ。
そうです、フェンスに当たって戻ってきたボールをキャッチしたつもりで振り返って返球するということだったのです。
続けて古木選手、濱中選手も村松選手をまねてクッションの処理さながらのノックを受けていました。

ここでノックは終了となり、先ほどチーム分けしたもう一つのチームと交代して室内練習場に入ってバッティング練習。
濱中選手はすぐにケージに入るとディーバスコーチが比較的近い位置に置いたバッティング投手用の網の後ろからボールを内外角、高め低めと投げ分けて軽く投げ、それをテンポ良く打ち返していました。
フリーバッティングでもティーバッティングでもなくちょうどその間のような練習でしたがこれも初めて見たバッティング練習でした。でも濱中選手は気持ちよさそうにそのボールを打ち返していて、室内練習場にはメープルのバットの乾いたいい音が響き渡っていました。

 

miyakojima080201_8.jpg古木選手と交代でケージに入っていましたが、途中、反対側に設置されたケージにも入ってここではマシン相手にフリーバッティング。ここではまた水口コーチの指導を受けていました。濱中選手に対する期待の表れなのか、コーチや監督がかなり濱中選手のバッティングに興味深く見入っていて色んな細かな点までアドバイスを受けていました。

ここでバッティング練習は終了。再びグラブをとった濱中選手は先ほどノックを受けていたサブグラウンドの外野に移動。
1軍キャンプに参加している外野選手全員でノックが始まりました。

 

miyakojima080201_9.jpgさっきのメンバーに迎選手、坂口選手、由田選手を加えた7選手が順にボールを追っていきます。村松選手はさすが守備の名手と思えるようなダイビングキャッチなどファインプレーを随所に見せてくれていましたし、俊足の坂口選手は守備範囲が広くて元気に「I got it! I got it!」と声をかけながら走り回っていました。

移籍直後にもかかわらずいじられキャラになっていたのが古木選手。ボールをこぼしたり、追いつけなかったりするとみんなから突っ込まれて、「あと3球!」と追加ノック。最後はへろへろになって足がもつれてくるとすかさず下山選手などから「足に来てるよ~!」と笑われていました。なかなか雰囲気はよかったですよ。

 

miyakojima080201_10.jpgこうしてみるとオリックスには外野手が数多くいて、これ以外にもローズ選手など強力なライバルがいるわけで、スタメン争いは熾烈になりそうですね。
もちろん、濱中選手には負けずにポジションを勝ち取ってもらいたいです!

ノックが終わるといったん室内練習場に戻ってグラブを置くと、再びサブグラウンドに外野手全員が集合。コリンズ監督から一言二言、言葉をかけられていたのですがそうこうしているうちに内野手、投手も含めて全員が集合してグラウンドでのミーティングが始まりました。

 

miyakojima080201_11.jpg帽子をとった濱中選手は真剣なまなざしでコリンズ監督の言葉に耳を傾けていました。

ミーティングのあと、濱中選手たちはスパイクをランニング用のシューズに履き替えるとサブグラウンドの外野に集合。内野手・外野手が集まって米村コーチによるダッシュが始まりました。

ここでも驚いたのはダッシュの距離の長さ。70~80m程度の距離を全力疾走するのですが、走り終わった後も歩いて元の位置に戻っていたら通りかかったコリンズ監督から「歩いて戻ってるから時間が足りなくなるんだ!走れ~!」とカツが入れられていました(笑)。

 

miyakojima080201_12.jpg4本のダッシュが終わったところで、米村コーチが「次、何本目や?!」と聞いたのですが、どの選手の声かは分からなかったのですが「7本目です」と虚偽申告。すぐに見破った米村コーチが「だれや!嘘ついてるのは~」と声を上げると、「いや、岡田がいいました!」とまたまた誰かの声(笑)。米村コーチが「岡田~!今、何本目や!」と聞き直したのですが岡田選手は回りからプレッシャーをかけられて「な、7本目です・・・(ごにょごにょ)」と仕方なく答えて回りから笑いを誘っていました。
結局「5本目です!」と申請し治して5本目からダッシュが再開されたのですが、もうへばってきている選手達は「え~?!ほんまに5本目?」「これ6本目違うんか?」と首をかしげながら必死に走っていました。でも、ホントに5本目でしたよ(笑)。

ダッシュを終えた濱中選手。いったん室内練習場に戻ったのですが、すぐに出てきてグラウンドへ。何が行われるのかと思ったらキャンプを見に来ていた金村さん、大塚さんがインタビューアーとなってJ-Sportsの「がんばれ日本プロ野球!」の'08年第1回の収録でした。

 

miyakojima080201_13.jpg金村節炸裂のかなり面白いインタビューになったのですが、ここで書いちゃうと皆さんご覧になったときの楽しみが半減しますので内容は割愛します。
まだ放送日は決まってないそうで、シーズンに入ってから試合中継の合間に放送されるらしいので見逃さないために全試合J-Sportsの試合は録画しないといけませんね(汗)。

インタビューを終えて引き上げようとした濱中選手は隣で記者達を相手にコメントを発表していたコリンズ監督に呼び止められて、再び記者達の中へ。
そこでは「右肩の調子はどうだい?記者達に聞かれてたんだけど、僕には分からないから本人に聞いてくれと言ってたところなんだよ」と右肩をポンとたたかれていました。
取材陣からは笑いが起こり、濱中選手も笑顔で「大丈夫です」と答えていましたが、濱中選手への注目ぶりは本当にすごいものでした

この後は筋トレ。
ここでびっくりしたのが、タイガース時代なら絶対見ることの出来なかったジムの中も窓から見ることが出来たことでした。

 

miyakojima080201_14.jpgユニフォームを脱ぎ、トレーニング着に着替えた濱中選手はマシンが並べられたジムにやってきて筋トレ開始。
勝手の分からない濱中選手は赤川コーチに色々教えてもらいながらひとつずつメニューをこなしていましたが、先に筋トレをはじめていた吉野投手がそばにやってきてアドバイスしてくれたり、北川選手も声をかけてくれたりしてみんなが気を遣ってくれていました。

濱中選手もファンの方を見て笑いながら「タイガース時代ならこんなことってないですよね~。これはオリックスの方がいいですね!」と声をかけていました。

筋トレが終わってすべての練習が終了。
これであとは帰るだけ・・・と思ったらなんと帰り道に待ちかまえていたのが取材陣。まずはテレビ相手に共同記者会見。続けて新聞各社の取材を受けていました。


miyakojima080201_15.jpgそこではオリックスでのキャンプの印象や、自分自身の今季にかける意気込み、筋トレの効果やバッティングの調子などを聞かれていましたが、濱中選手の言葉からは今季にかける意気込みだけでなく、自信のようなものも伺えましたし、体調も含めてかなり順調に仕上がっているようでした。濱中選手の「僕自身が今季の自分には期待しています」と言う言葉がすべてだろうと思います。

やっとすべてのスケジュールを終え、濱中選手が乗り込んだバスが球場を出たのが17時。朝9時20分にホテルを出て練習開始が10時でしたから、都合7時間以上に渡る初日となりました。

見ている僕でさえ疲れを感じるような1日でしたから、濱中選手にとっては大変な1日だったと思いますが中身のある充実したキャンプインになったのではないでしょうか。

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このページは、hamaちゃんが2008年2月 1日 23:59に書いたブログ記事です。

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